勉強しても身に着かない?知識の定着はアウトプットで解決

アウトプットが鍵

こんにちは、薬剤師カリムです。

世間は夏休みですが、薬学生のあなたは勉強に研究にと忙しい日々を送っていることでしょう。

 

さて、国家試験の勉強をしていると、

 

せっかく勉強したのにいざ問題を解こうとすると分からない」

「少し時間がたつと勉強したことを忘れてしまう」

 

こんな悩みを覚えたことはありませんか?

 

薬剤師国家試験は範囲が広く、内容も難しいので知識を定着させるのも難しいですよね。

とにかくたくさん問題を解いたり語呂合わせを使ったりしても覚えることが多すぎてすぐに限界が来てしまいます。

僕も要領が悪いタイプだったので知識を定着させるのに苦労しました。

そんな僕でも勉強法を工夫することで知識の定着率を飛躍的に上げることができたのです。

 

その方法とは、

 

とにかくアウトプットを増やすことです。

 

「何を当たり前のことを言っているのだろう。」

・・・と思ったあなた。

アウトプットは演習問題をたくさん解くことだと思っていませんか?

そうではないのです。

ただ、問題集を闇雲に解くだけでは正解、不正解に一喜一憂して終わってしまいます。

アウトプットを意識した勉強の仕方とは、

 

解説しながら問題を解くということです。

 

僕はこれを「問題解説型勉強法」と呼んでいます。

 

「ちょっと何言ってるのかわからない。」

そう思いましたよね。

あなたもこのページを読んでいるということは他にも色々な勉強法を探してきたことでしょう。

その中で、

「人に教えるつもりで勉強することが一番の方法だ。」

というアドバイスを見たことはありませんか?

いわゆる「教えるつもり勉強法」はメンタリストDaigoさんも紹介している、化学的にも証明された勉強法です。

しかし、「人に教えること」を常に意識するのはなかなか大変ですよね。

 

それを可能にしつつ、さらなる効果を狙うのが

「問題解説型勉強法」なのです。

 

この方法には2つのステップがあります。

1.正しい選択肢を選び、その根拠を説明する

2.間違いの選択肢が何故間違っているのか説明する

それぞれ順を追って説明します。

ステップ1.正しい選択肢を選び、その根拠を口に出す

選択肢のどこが正しいのか理由を説明するためには、その内容をしっかりと理解している必要があります。

もし、しっかりと判断根拠が説明できるなら、次のステップに進みましょう。

もし、うまく説明できなかったら?

それは知識が定着していない証拠です。解説を読みましょう。

 

この時のポイントは、分からなければすぐに解説を見てもよい点です。

30秒ほど考えてもうまく説明できないのであれば、おそらくそれ以上時間をかけても無駄だからです。

解説を見たら一旦問題に戻って、もう一度説明してみます。説明できれば次のステップです。

どうしても分からないときは、あきらめて次の問題に進みましょう。

ステップ2.間違いの選択肢が何故間違っているのか説明する

問題解説型勉強法のキモはこちらです。

国家試験の問題は4~6この選択肢から「正しいものを2つ選べ」または「誤っているものを2つ選べ」という形式が多いですよね。

国家試験の間違いの選択肢は主に以下の2つに大別されます。

 

・文章の一部が間違っているパターン

・別の事柄を説明しているパターン

 

文章の一部が間違っているパターンであれば、どこをどう直せば正しい選択肢になるのかを説明します。

別の事柄を説明しているパターンではこの選択肢を正解にするにはどんな問題文を作ればいいかを説明するのです。

 

問題1つにつき間違いの選択肢が最大4つあるわけですから、1問で4問分の経験が積めます。

 

つまり「問題解説型勉強法」は科学的に効果を証明された「教えるつもり勉強法」を4倍効率で行う方法なのです。

 

まとめ

今回の内容はいかがだったでしょうか。

問題解説型勉強法で問題を解く癖を付けると知識の定着率がグッと高まります

しかも、自分の理解が不十分な点も意識できて一石二鳥です。

是非試してみてください。

ちなみに、勉強する時は声に出すのがおすすめです。

ノートや問題に書き込んでもいいですが、書くより口に出した方が早いですから。

「教えるつもり」ではなく実際に誰かに解説するのもとてもよい方法ですが、一人で呟くだけでも効果があります。

僕は自宅で勉強しているときずっと一人で呟きながら問題を解いていました。(こう書くとヤバい奴みたい。。。)

 

以前の記事で解説した「繋がり勉強法」と合わせて実践していただけると幸いです。

では、またお会いしましょう。

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