薬剤師国家試験落ちるとどうなる?

国家試験不合格

こんにちは、薬剤師カリムです。

このページを読んでいるあなたは薬剤師国家試験の勉強を頑張っていることでしょう。

もちろん、国家試験に落ちることなど考えたくはないと思います。

 

しかし、最悪の未来を想像することも勉強のモチベーションを保つ上で大切なことです。

 

薬剤師国家試験に落ちてしまうと大きな問題が3つあります。

それは

・決まっていた就職が白紙になること

・金銭的な損失が大きいこと

・これまでの6年間の努力が水の泡になってしまうこと

です。

これらをしっかり意識していれば、僕もギリギリまで勉強せず、苦労することはなかったと思います。

1.決まっていた就職が白紙になる

国家試験に落ちてしまうと、次に待ち受けるのは内定取り消しの悲劇です。

就職活動は基本的に国家試験を受けるより前に行っていますよね。

つまり、大部分の人が『国家試験合格見込み』として内定を貰うことになります。

(僕の同級生で1人だけ国家試験を受けた後に就職活動をして薬局に就職した猛者もいますが普通はあり得ません)

 

病院にしろ薬局にしろ薬剤師として働くためには薬剤師免許を持っている必要があるので、国家試験に落ちてしまったら当然、内定取り消しになってしまいます。

 

これは僕が病院で働いていた時のことです。

ある日、内定が決まった薬学部6年生の女の子が挨拶に来てくれました。

 

「来年、ここで会うのを楽しみにしているよ。」

 

そう言って別れた彼女は国家試験に落ち、内定取り消しとなって再び会うことはありませんでした。

次の年にもう一度採用面接を受けに来たそうですが、薬剤部長が採用を渋ったそうです。

理由は、「また今年も国家試験に落ちるかもしれないから。

国家試験に落ちてしまうとそれだけ信用を失ってしまいます

国家試験に落ちた年の就職活動が厳しくなることは覚悟した方がよいでしょう。

 

また、たとえ翌年採用されたとしても本来同期であった仲間たちは先輩になっています。

その現実に耐えられなかった子もいました。

僕自身も大学入試で失敗し1年浪人しているので同級生が先輩になることのコンプレックスは痛いほどわかります。

この記事を読んているあなたには、あんな辛い思いをしてもらいたくありません。

今からでも一緒に勉強していきましょう。

2.金銭的な損失が大きい

薬剤師国家試験に落ちることで受けるもう一つの大きなデメリットは金銭的な損失です。

国家試験の受験料6,800円が無駄になるのはもちろん、もう一年勉強することになるので予備校に通えばそれだけで100万円ほどかかります。

それだけではありません。

就職が1年遅くなるということは年収が1年分失われるということです。

つまり、新卒薬剤師の初年度の年収は400~500万円ですから約500万円の損失だと思いましたよね?

違うんです。

定年を迎える直前の年収は管理職についていれば800~1000万円以上になっているでしょう。

国家試験に落ちていなければ1年長く働けたわけですから、

定年間近の年収1000万円以上を失うということです。

僕が大学生の頃、そんなことを考えたことはありませんでした。この言葉の重さは、実際に仕事をするようになってお金を稼ぐことの大変さを知ってから、ひしひしと実感していることです。

あなたも、これだけの大きなお金を失うのは避けたいですよね。

3.これまでの6年間の努力が水の泡になってしまう

薬学部は他の学部に比べて講義がかなり過密な上、2年も長く大学に通わないといけませんよね。

この記事を読んでいるあなたもたくさんのレポートに忙殺されたり、定期試験の結果に一喜一憂したり、研究室にこもって日夜実験に励んだりと大変な時期を乗り越えてここまでたどり着いたのだと思います。

薬学部で6年生まで頑張ってこれたあなたはそれだけでもすごいです。

国家試験に落ちるということは、その6年間の努力が実らないということです。

せっかくここまで頑張ってきたのに、周りの友人たちが国家試験に合格して薬剤師になっていく中、自分は試験に落ちてしまったらそのつらさは計り知れないものだと思います。

僕の同級生にも国家試験に合格できなかった人がいます。当時、彼女たちの姿が痛々しくて、なんと声をかけていいのかもわかりませんでした。

6年間もの努力がたった1度の試験で水の泡になるのは絶対に避けたいですよね。

まとめ

今回はもしも国家試験に落ちてしまったらどうなるのかをまとめてみました。

かなりきついことを述べているので、読んでいてつらい気持ちになってしまったかもしれません。

(猫の写真で少し癒されてください)

誰だって合格したくて国家試験を受けるはずです。最悪の未来を避けるために一緒に勉強していきましょう。

とはいえ膨大な試験範囲、難解な内容でどうやって勉強していいのかわからない人もいると思います。

このブログでは私が現役時代に編み出した効率的な勉強法を紹介しますので参考にしていただけると嬉しいです。

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